ロードバイクのホイールは、本当にたくさんある。その中でも自分の足となり、相当な時間、相当な距離を付き合うことになるのだから、購入する時はかなり慎重になるだろう。
今シーズンも少々厳しい海外遠征を何本かひかえているオレだが、今使っているフルクラムレーシングクアトロ、実は少々重たい。
3万円でおつりが来るホイールなので仕方ないが、できれば、少しでも楽をしたいなと考えている。
さらに、このところタイヤは25C、26Cを中心に使っているので、ワイドリムというのも非常に興味がある。その方が25Cタイヤの性能を発揮できるであろう。
この記事の目次
23Cと25Cタイヤのメリット・デメリット
昨今、ロードバイク界ではタイヤの25Cが増えているようだ。選択肢もかなり増えてきている。もち23Cも豊富にあるが、これだけ25Cについて色々言われ始めているのであれば、あなたも気になるところではないか?
23Cと25Cのメリット・デメリットについてちょっとチェックをしてみよう。
23Cのメリットはやはりその軽さだろう。回転系、それもかなり直径の大きい部分が軽くなれば、走りは楽になるはず。数十グラムとはいえ、その重量が何時間も、また長い距離すべてのしかかってくると思えば無視はできない。
また軽ければ、ハンドリングの軽快さやキレの良さもあるだろう。体重が軽い人の場合は、かなりよいかもしれない。
25Cのメリットは23Cよりも太いことによるエアボリューム、乗り心地の良さと思う。
25Cのほうが変形が少なく、転がり抵抗が少ないと言われているが、オレにはその差を感じることはできない。スマン。
しかし、あきらかに乗り心地は良くなる。過去オーストラリアの1200kmブルベに4本走ったオレが保証する。使用タイヤは以下。
- 23C:ミシュランPRO3 23C
- 25C:パナレーサーRACE D 25C
- 26C:グラベルキング26C
初めて行った時は23Cで行った。2回目は25C。そして3、4回目は26Cで行ったのだが、本当に26Cにしてから体のダメージが軽い。手のしびれ、尻の痛みが、23Cのときよりもいいのだよ。
ロングライドにはその差はかなり出てくること間違い無し。
ロードレースやヒルクライムであれば、軽さはメリットになる。
でも、普通のサイクリングやエンデュランス系、耐久系であれば、乗り心地がいいことは、次の日の事も含め考えれば計り知れないメリット。
さらにそれが200kmを超え、300、400kmともなると、絶対に有利だろう。ロングライド系をやりたい方は、絶対25Cがいいよ。
ちなみに23Cで行った最初のオーストラリア1200kmではサイドカット含む3回のパンクをしているが、その後25C、26Cにしてからパンクは一度もない。
以上より25Cタイヤの性能を発揮できる17mm幅リムは、外せない。
【Fulcrum Racing Zero】フルクラムレーシングゼロの概要・特徴
そんなわけでフルクラムレーシングゼロを購入予定なんだが、色々見ていこう。
フルクラムレーシングゼロスペック
- ホイール材質:Aluminium アルミ
- リム材質:Aluminium (6082, T6 pre-aging), triple milling, square milling
- タイヤタイプ:Clincher クリンチャー
- 推奨タイヤ幅:25mm to 32mm
- リムプロファイル:Low
- リム高さ:Front:27mm; Rear:30mm
- リム幅:Outer:22.5mm; Inner:17mm
- ブレーキシステム:Caliper
- リムブレーキ面:Aluminium braking surface, turned
- スポーク本数:Front:16; Rear:21 (7 left & 14 right), Two-to-One
- スポーク材質:Aluminium
- スポークタイプ:Aero, straight pull
- ニップル材質:Aluminium
- フロントハブ:Carbon, aluminium flanges, QR
- リアハブ:Aluminium with oversized flange, QR
- ベアリングシステム:USB ceramic bearings, adjustable cup & cone bearing system
- Other:Plasma treated HG freewheel, aluminium axles
- ペア重量:1518g
硬さ・剛性が高い
レーシングゼロは硬く、剛性が高いと言われている。
踏んだら答えてくれるという感じですかね。
こりゃレース向きだよね。加速はかなり良くなるだろう。
というわけで、26Cのタイヤで、その硬さや剛性感を少し緩和できると良いかな。
体重があるオレには剛性が高いホイールのほうがよい。助かる。
ということは乗り心地が悪くなるか?
23Cタイヤを使うことは全く考えていない。さらにこの頃は25Cよりも一回り太い26Cをメインで使っている。
この26Cタイヤで行けば硬いと言われているレーシングゼロも少しは穏やかになるのではないだろうか。
逆にかなりの人が硬いと言われるくらいのホイールのほうが、その差がきちんとわかり、楽しいと感じる。もしそんなに(使えないくらい)硬いなら、ソッコーで売却すればいいのだから。
USBベアリングもあり、かなり前に進むホイールと楽しみ。
なぜ【Fulcrum Racing Zero】フルクラムレーシングゼロを選んだ?
現在使っているホイールがフルクラムレーシングクアトロ。
このホイールを使って、かなりフルクラムに好印象。
そこで、せっかくなので、同じフルクラムラインナップでアルミホイールの最上級を手にしたほうが、その差が非常にわかりやすいという単純な理由。
ちなみにこのホイールの利用環境、このホイールに期待することは以下。
- 海外1200kmをメインとする超ロングライド
- 巡航を楽にしたい
- 踏んだら応えてほしい
- 今より軽量化でヒルクライムを少しでも楽に
- 17mmリム幅で25、26Cタイヤの適正化
今年2017年はこのホイールで2本の海外1200kmにトライする予定だ。
あと、佐渡のロングライドもエントリー予定なので、その時は嫁さんのバイクに履かせてみよう。
このホイール以外では何を候補にした?【予算10万円ホイール】
- フルクラムレーシングゼロ
- Shimano – RS81 C24
- Campagnolo – Eurus (ユーラス)
- Campagnolo Shamal Ultra
- Shimano – Dura-Ace (デュラエース) 9100 C24
定番のこの辺りを考えていた。
あとデュラのWH9000をヤフオクで手に入れるというのも考えていた。
というか、嫁さん用にこれは今も逐一チェック中。
というワケでフルクラムレーシングゼロを購入したぞ
- Chain Reaction Cycles:¥101614
- Wiggle Online Cycle Shop:¥78998 – ¥120118
- サイクリング・エクスプレス
:¥78,999
とにかくすぐにほしいフルクラムレーシングゼロ。
サイクリングエクスプレスでVIPサービスならなんと5000円、さらに割引となっている。
ソッコーカートに放り込んだ。
サイクリングエクスプレスのネックはホイールでも送料がかかることだよね。
Wiggleなどは送料無料だから、ぜひともサイクリングエクスプレスでもホイールやパーツは送料無料にしてほしいところだ。
せめてVIP会員は送料無料で、ぜひともお願いいたします。
カード情報を放り込み、決済完了。
というわけで、フルクラムレーシングゼロのお買上げありがとうございますだ!
購入が2月7日。さていつ届くか。1週間程度で届いてくれれば、来週末の300kmブルベに間に合うぜ。すぐにレビューできる。
ロードバイク乗り初めて4年目のシーズン。はじめてハイエンドほホイールを手に入れたということだ。うれしい。