フルクラムレーシングゼロを購入、ロードバイクに取り付けたのでインプレッション・レビューしたいと思う。ロードバイク用ホイールとしては、かなり良い部類に属する・・・フルクラムレーシングゼロを購入、先日300kmのブルベを走ってきた。
そこで、レーシングゼロと手持ちのレーシングクアトロと比較しながら、走りなどのインプレッションを合わせてお届けしたいと思います。
購入検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
レーシングゼロ・クアトロのリム部

フルクラムレーシングゼロとレーシングクアトロのリム部近撮。
レーシングクアトロはリムの高さが35mm程度あるのでその差は歴然。
しかし、レーシングゼロのスポークの太さはかなりある。存在感がありあり。
レーシングクアトロのリム幅:15mm

レーシングクアトロは15mmのリム幅となっている。
レーシングゼロのリム幅:17mm

それに対してレーシングゼロはワイドリムのリム幅17mmとなっている。
レーシングクアトロのニップル部

赤いニップルがとても印象的なレーシングクアトロ。非常に目立つ。

それに対して一般的な銀のニップルのレーシングゼロ。しかし根本は本当に太い。
レーシングゼロ・クアトロのハブ部
各ホイールのハブ部をチェックする。
レーシングクアトロのフロントハブ

レーシングクアトロのフロントハブ。
レーシングゼロのフロントハブ

こちらはレーシングゼロのフロントハブ。

スポークが太い。ハブの裏側はスポーク根本に肉抜きがある。

セラミックのUSB(ULTRA SMOOTH BEARINGS)のロゴがある。
レーシングクアトロのリアハブ

レーシングクアトロのリアハブ部。装着をしているアルテグラカセットをそのまま移植する。
レーシングゼロのリアハブ部

極太スポークのリアハブ部。

カセット側が倍のスポーク数となっている。
レーシングゼロのカセット取り付け

レーシングゼロにカセット取り付けをする。

今まで使っていたアルテグラのカセットを移植。

カセット、もう少しキレイにすればよかったかも。

装着完了。もちろん11速。ちなみにローは32Tの貧脚仕様・・・

ホイールにカセット装着完了。
レーシングゼロ・クアトロのタイヤ装着状態

タイヤは今回もグラベルキング26C。レーシングゼロにはタイヤレバーを使わず、手だけで装着できた。コレは助かるね。パンクのときなんか。
レーシングクアトロとグラベルキング26C装着状態

これが15mmリム幅のクアトロにグラベルキング26Cを装着した状態。
15mmのリム幅とあり、ちょっとタイヤがモリっとしている感じだ。
レーシングゼロとグラベルキング26C装着状態

それに対して、レーシングゼロのワイドリム17mmにグラベルキング26Cを装着した状態。
たしかに2mmの差は大きく、モコっとした感じが収まり、本来のタイヤ形状になっている。
画像で見るよりも、実際の差は歴然としている。
レーシングゼロの実走レビュー・インプレッション

というわけで、フルクラムレーシングゼロにグラベルキング26Cを装着して走ってきた。
走ったイベントはBRM218埼玉300kmアタック那珂川です。
先月同じスタート地点でBRM122埼玉200kmアタック筑波梅林をレーシングクアトロ+グラベルキング26Cで走ったのでその差をかなりチェックできるはず。
スタートしてすぐにわかった漕ぎ出しの軽さはけっこう感動モノ。

あと際立ったのが踏み込んだときのレスポンス。明らかにレーシングクアトロよりも反応よし。

硬い固いといわれているレーシングゼロだけど、26Cタイヤでそんなに硬さを感じることはなかった。ただ、路面が悪いところではその硬さがかなり感じることが出来たよ。
アスファルトが荒いところはけっこう体に感じだ。これはクアトロのほうが乗り心地良い。
しかし、漕ぎ出しの軽さ、そしてレスポンスの良さ、また26Cの性能がきっちり出ている。なんといってもコーナーでフロントの安定性がとても良いぞ。

乗りごこち悪いかと思ったが、26Cのタイヤでおもったより乗り心地よし。前述のように荒いアスファルトではけっこうダイレクトに振動を感じたけど、想定内。
それを差し引いても、まぁまぁ快適。
ただ一点、平地で足を止めたときの伸びは、間違いなくクアトロの方に分がある。
まとめ
ロードバイクに新品フルクラムレーシングゼロを組み付け、今回300kmを走り13時間半程度で完走することが出来た。そして、前回の200kmよりも疲労が少ないことを実感できた。やはり軽さによる負担軽減や、踏んだ分走ってくれる感覚がとても心地よかった。
オールマイティに使え、さらに25Cを履くこと前提であれば、乗り心地も損なわれることがない。なんといってもトップモデル、ハイエンドクラスのホイールが非常に安い値段で手に入るというのはかなりいいのではないだろうか。
ロードバイク乗りの、かなりの方におすすめできると思う。