ロードバイクで100kmを走るために準備・用意することを考えてみよう。ロードバイク初心者の一つのハードルに100kmという距離がある。
さて、日本ににはお盆や正月休み、ゴールデンウィークにシルバーウィークなどあんがい連休があり。ロードバイクで走れる時間やお休みも取りやすい。
そのような連休中にロードバイクで初めての100km走行に挑戦する方も多いのではないだろうか。
1200kmイベントに数多くエントリー、完走をしているオレだが100kmでも気を抜くことはない。
ロードバイク初心者が100kmをトライする上での準備などを考えてみよう。
この記事の目次
初めての100kmルートを考える
ロードバイクで100kmを初めて走るにはどのようなことを考えればいいだろう。
これまで40kmや50kmが最高というロードバイク初心者の方が、100kmにトライをするのは中々冒険ではないかと思う。そんな場合のルートを作る考え方はどのようにしたらいいかチェックしてみた。
鉄道の脇を走る
いつでも輪行で帰ることが出来るように鉄道の近くをルートとして走るのは非常にいい方法だろう。
100km走って、そこが駅であれば、帰りも輪行で返ってくることが出来る。
駅があればトイレや補給食などを買うのにも困らないだろう。
スタートを自宅以外にする
必ずしもスタートは自宅である必要はない。たとえば、行きも帰りも輪行を使ったり、スタートが宿だったり、車で行って駐車場スタートということも視野に入れていいのではないだろうか。
関東であると、スタートがたとえば東京であれば、全体的に交通量が多い道を走ることになる。
で、あればスタートをあらかじめ車や鉄道で郊外へ移動をしておいて100kmのルートを考えると良いだろう。
地方であれば、信号も交通も少なくペースも上げることが出来るだろう。さらに安全だしね。
ぜひ地図とコンパスで100kmや50kmの円を描いてみよう。
100kmを自分で安心して走れる距離に分ける
もしあなたがロードバイクで40kmくらいなら安心して走れる距離なら、その7割程度に分割するのは良いだろう。具体的には40kmの7割で30km弱を基準に100kmを分割してルートを確認すると良いと考える。
そのあたり休憩ポイント、コンビニの所在、トイレのチェックなどをしておくと良いだろう。
このあたり、前述の鉄道脇を走れば、休憩ポイントは駅が使える。無人駅でも駅前であれば自動販売機、コンビニなどはある場合が多い。
さらにトイレも確保できるのでいいと思うぞ。
100kmを走る時にローカル線散策というのはすばらしい選択肢と考える。
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100km走る上での携行品・持ち物・準備
ロードバイクでも・・・100kmといえばちょっとした小旅行になると考える。
いつもの練習走行とは少々荷物が多くなるであろう。以下を参考にしてみてほしい。
パンク修理セット・予備チューブ

パンクはいつ起こるかわからない。1200km走ってもパンク無いときもあれば、自宅からスタートして5分でパンクしたこともある。
ポタリングだろうが日本縦断だろうがパンク対策は必ず必要だ。
ロードバイクのパンクは基本チューブ交換する。なので100kmの場合は2本持つと良いだろう。
タイヤレバーも必要だろう。ただ、タイヤ交換の時にうまくやればタイヤレバー無しでリムに入れられる場合もある。それでも出先では疲れもあるのでタイヤレバーがあると安心。
必ず1本は持とう。持っている場合、タイヤレバーはプラスチックなので劣化していないかをチェックしておこう。
出先でのパンクは1回とは限らない。手持ちチューブが無くなった時のため、パッチを持つことは絶対に必要。
ゴムのりがいらないタイプであれば、とても軽いので、これも必ず持つと良い。
携帯エアポンプ
出先でもロードバイクタイヤがパンクすると、けっこう疲れる。
気持ちは落ち込むし、なにしろエアを入れるのが一苦労だ。ここで、小さいエアポンプだとロードバイクの高圧エアを入れるのは本当に一苦労。
そこで、携帯エアポンプもできればフロアポンプタイプであれ、エアゲージがついているタイプをぜひオススメする。
エアを入れるのが本当に楽だし、疲れない。さらにゲージがついていることで適正エアを言えることができる。
走行距離残り50km以上あってタイヤエア圧が不安なのはイヤでしょ?
タイヤブート
持っていない人も多いと思うので、ぜひ用意したいのがタイヤブート。タイヤカットなどのバーストはあまり経験をしたことがないだろう。
しかし、オレは1日で2回タイヤカットに見舞われたことがある。長い距離の場合できるだけ予備タイヤも持っているオレだが、念のためタイヤブートも持参することも多い。
これを持っていればタイヤカットなどに対応ができる。非常に軽量なので1枚持っていると本当に安心だ。
ドリンクボトルは2本
この時期は非常に暑くなる。この前テレビでやっていたが5月の過去最高気温は埼玉県秩父市で37度を記録したとのことだ。
必ずボトルは2本持ち飲料水の確保を必ずやっておこう。熱中症を甘く見ないようにしよう。
雨、寒さ対策にレインジャケット
これだけ暖かくなれば、ウィンドブレーカーは必要ないかもしれない。しかし、この時期気をつけるのは大気の状態が不安定になること。
荷物積載の関係でどちらか持つとなれば、オレならウィンドブレーカーではなくレインジャケットを持つ。
雷雨や急な天候の変化、豪雨にレインジャケットのほうが安心だ。
このところ愛用をしているモンベルのレインジャケット。防水性はお墨付き。
ヘッドライト
普通に練習走行だけの人はヘッドライトを着けない方も多いだろう。
しかし100kmとなると、早朝、もしくは行程によっては夕方到着ということになる。そうなるとヘッドライトは絶対に必要だと考える。
ヘッドライトは暗い時の明るさ確保だけではない。日中であれば点滅で自車存在を周りに知らせるというのは安全上必要ではないだろうか。
ちなみのオレは外走りの場合、だいたいヘッドライトは2個装着。片方が点かないトラブル対策はもちろん、日中は点滅で運用をしている。
HL-EL540RCは夜用、HL-EL140は日中点滅用で運用をしている事が多い。
テールライト
テールライトも必ず装着をしよう。こちらも2つ装着することをオススメする。
オススメはオムニファイブ。
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このテールライトがまずはオススメ。
ただオムニ5はリフレクターが装備されていない。
そこで、セーフティライト TL-LD570Rをサドルバッグなどに装着するとよい。
これは自動点灯をするので、暗い場所やトンネルなど自動でテールライトが点く。安全性が格段に上がること間違い無し。
輪行袋
100kmの距離となれば、かなり遠くとなる。歩いて帰ってくるわけに行かない。
またどんなトラブルがあるかわからないし、体調が悪くなることもあるだろう。
そんな時に輪行袋があれば、ほんとうに安心。また郊外スタートのときも大活躍。
長距離、ロングライドの時には必ず輪行袋を持参しよう。
出先でゴミ袋やブルーシートで輪行袋代わりにする人がいるが、非常に迷惑だしルール違反となる。絶対にやめてもらいたい。
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家までタクシーで買えることができる財力があればいいが、通常は輪行袋を持つことを強くおすすめをする。
モバイルバッテリー
スマートフォンやGPSを持つ人も多いだろう。そこで100kmを超えるような長距離を走る場合、ぜひともモバイルバッテリーは持参してほしい。
スマホのバッテリーが切れると、いろいろと困ることが起きる。ぜひとも持参しよう。
小型軽量、ケーブル内蔵がオススメ!
紫外線対策・日焼け止め
忘れがちになる紫外線対策、日焼け止め。この時期紫外線はかなり強い。
日焼けは体力消耗になるし、後々つらい。アームカバーなどを併用してできるだけ肌を出さないウェア類が良いだろう。
補給食
100kmを走るなら、補給食は必ず持つ。事前にコンビニの位置などをチェックしていると思うが、道中は何が起こるかわからない。
たとえば、鉄道の時間が迫っていてどこも寄れないなんてことはけっこうある。
そんな時、補給食1つ持っていると助かる。
今、お気に入りはアミノバイタルゼリー。アミノ酸とクエン酸、アルギニン配合の100kcal、飲みやすいアップル味は100gの軽さ。
まとめ
ロードバイクで100kmはロードバイクを乗り始めたビギナーには一つのハードルであると思う。やっぱり3桁の距離ってスゴイもん。
日本にも結構ある連休。そんな連休を使ってぜひともロードバイクで出かけてみよう。ロードバイク初心者が100kmをトライするにはとてもいい機会だ。
でも、いつも河川サイクリングコースへ走りに行くよりもちょっとハードルは上がる。ロードバイクでロングライドで出かける場合は、万全の準備で出かけよう!