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カンパニョーロ コンポはどうよ?特徴/メリット/デメリット

投稿日:2020年2月18日 更新日:

ChainReactionCycles

カンパニョーロ(以下、カンパ)はイタリアの伝統あるコンポーネントメーカーです。世界には多くの自転車パーツメーカーが存在します。

その中でも、歴史、規模、人気においてトップクラスの実力を誇るのが今回紹介するカンパニョーロ(以下、カンパ)です。

このカンパについてその歴史や特徴、メリットデメリットなどを紹介しカンパの魅力に迫っていきましょー

カンパニョーロとは?

カンパニョーロとは、日本のシマノ、アメリカのスラムと並ぶイタリアの自転車パーツに関する総合メーカーです。

その歴史は長く、多くの実績を持ち、現在でもプロやアマチュアに至るまで幅広いユーザーから指示されているメーカ―でもあります。

様々なパーツ、時にサイクリングウェアなどを手掛けることもあるこのメーカーですが、特にロードバイクのコンポーネントと呼ばれる変速機部分やブレーキ、そしてホイール製造などで世界的なシェアを誇っている大手です。

カンパニョーロの歴史

カンパの歴史について紹介していきます。

その歴史は長く1930年にプロの自転車選手でもあったトゥリオ・カンパニョーロがイタリアで自転車用のホイールハブ(自転車のホイールの軸の部分)の取り外しの特許(ロードバイクのクイックリリースの原型)を取得し、開発から始まりました。

そして、1933年には法人としてカンパニョーロを設立、1935年には変速機を開発し販売しました。

第二次世界大戦をはさんで1947年には国外輸出も手掛けるようになり、フランスに工場を設立するなど盛んに国外進出を行っていきます。

その後もカンパニョーロの成長は目覚ましく、1949年に現在の自転車用変速機の源流とも言えるカンパニョーログランスポーツをパリ万博で発表し、世界を驚かせたのです。

その後、ホイールとこの変速機を武器に現在もブランド名として残るレコードを開発、1960年代には自動車やオートバイ用のホイールも製造を開始していくなど大変な成長をみせ、同国のランチア、フェラーリ、ランボルギーニと言った名門スポーツカーメーカーにも製品を納入していきました。

1980年代は日本のサンツアーやシマノとこの変速機の分野で激しいシェア争いを繰り広げ、1989年には、「Bullet」と呼ばれるMTB用のグループセット(変速機やブレーキなどを含むセット)を開発しています。

90年代後半には早くもカーボン素材を変速機へ導入するなど先進的な技術を投入しシマノとの競争を激化させます。

2000年代に入ると電動コンポの開発も開始するなど業界をリードしていったのです。

しかし、アメリカのスラムなどの台頭によって、現在はシマノ、スラムとの苛烈な競争にさらされ、2015年には工場の一部をルーマニアに移管するにあたり、リストラを行うと言った合理化を進め、海外生産へとシフトし競争力を維持しながら現在に至っています。

カンパニョーロの特徴

カンパニョーロの特徴は、ロードバイク関連のパーツに特化していること、電動コンポを含めた豊富なコンポーネントのラインナップ、そしてロードバイク用コンポーネントとして12速をいち早く投入していることです。

コンポーネントメーカーはスラムやシマノなどがありますが、いずれもロードバイク用のコンポーネント以外にMTB用のコンポを製造しています。

しかし、カンパの場合はロードバイク用(一部トラックレース用)のコンポーネントを中心に製造しており、現在はMTB用のコンポーネントを開発していません。

また、コンポーネントメーカーとして非常に多くのラインナップを持っており、6種類のラインナップはいずれも11速以上と、エントリーモデルであっても、多段変速のモデルを出しています。

最後がロードバイク用のコンポーネントとしていち早く12速用のものを出しているのが特徴です。

また、ハンドル部分の変速装置はエルゴパワーと呼ばれ、握りやすく定評があります。

カンパの12速について

カンパの12速は、現在4つのモデルがあります。

それは、Super Record EPS、Super Record、Record EPS、Recordです。

これらはカンパの上位モデルであり、プロも使用するモデルとしてMovistarチーム、ロット・ソウダル、そしてUAEエミレーツなどに提供されています。

さらにこれらはホイールのリムを直接挟むリムブレーキ用とディスクブレーキ用があり、いずれにも12速モデルを用意しているのです。

電動コンポについて

カンパの電動コンポは3種類のラインナップがあります(厳密には電子式シフトと呼んでいる)。

それは、Super Record EPS、Record EPS、Chorus EPSです。

これは世界に先駆けて導入したシステムであり、それを追随してシマノとスラムが開発を行ったという経緯があります。

ちなみにカンパの電動コンポは全てEPSとつけられており、Electronic Power Shiftの略称として用いられるのが特徴です。

ハンドルから電気ケーブルが出ており、これで変速機をモーターで動かすという仕組みです。

カンパニョーロのメリット

カンパのメリットは、デザイン性の高さ、軽量、ステータスです。

デザイン性はイタリアンデザインだけあり、多くの人が見てカッコいいと思える洗練されたものです。

軽量に関しては、ふんだんにカーボンを使用しているので、スラムやシマノに比べて軽量なコンポとなっています。

また、高級感からステータス的な意味もあり、自分の自転車に装着すればそこから出る印象でとてもステータスとなるのです。

このように美術品、あるいは高級品と形容するのに相応しいのがカンパのメリットです。

カンパニョーロのデメリット

カンパのデメリットは高いこと、修理が困難なことです。

価格は高級感があるだけに高いものとなっており、Recordと呼ばれるセカンドモデルでさえ、シマノのフラッグシップであるデュラエース、スラムのフラッグシップであるREDなどよりも高額です。

また修理も困難と言えます。

きちんとしたショップに頼めば問題ありませんが、対応していないショップもあり、部品が取り寄せで時間がかかることから在庫がない場合はなかなか修理ができないのです。

シマノの場合は、部品取りよせを行えば翌日には部品が届いて修理ができるというのに比べて対照的と言えます。

それでもファンが多いということは、それだけ、性能はもちろんブランド力ということもあるでしょう。

カンパニョーロコンポのラインナップ

カンパニョーロコンポは豊富なラインナップで大手のシマノやスラムのようにグレードごとにいくつものコンポがあります。

そんなカンパのコンポグレードを整理する意味で各グレードの特徴や価格を紹介しまとめました。

価格は2020年現在の国内価格。参考までに海外自転車通販の価格もリストしますので、合わせて参考にしてみてほしい。

スーパーレコードの価格や特徴を紹介!

Campagnolo Super Record EPS 12x Disc Groupset

出典:ChainReactionCycles

カンパのトップグレードであるスーパーレコードの価格と特徴を紹介します。

スーパーレコードの価格は非常に高額であり、カーボンフレームの最上位モデルに匹敵する価格設定です。

機械式、EPS(電動)にそれぞれリムブレーキモデルとディスクブレーキモデルが設定され4種類の価格があります。

機械式は、リムブレーキモデルが408,870円、ディスクブレーキモデルが600,280円、EPSがリムブレーキモデルが595,000円、ディスクブレーキモデルに至っては679,000円です。

このように非常に高額な設定になっています。

そんなカンパのスーパーレコードの特徴はロードバイク用のコンポとして12速モデルの設定があることやふんだんにカーボンを使っているため、主要メーカーのコンポの中で最も軽量な点です。

主要メーカーの中で最も軽量なコンポであり、最も高額なコンポというのがスーパーレコードと言えます。

レコードの価格や特徴を紹介!

Campagnolo Record 12x Disc Groupset 2019

出典:ChainReactionCycles

レコードはカンパのセカンドグレードです。

価格もスーパーレコードほどではありませんが、スラムやシマノの最上位モデルよりやや高額な価格設定です。

こちらも機械式とEPS、リムブレーキモデルとディスクブレーキモデルがあります。

機械式はリムブレーキモデルは271,195円、 ディスクブレーキモデルが316,720円、EPSはリムブレーキモデルが 487,600円、ディスクブレーキモデルが500,930円となっており、コンポとしては、かなり高額なモデルです。

海外通販CRCの価格

、レコードの特徴はスーパーレコードとほぼ同じ形状でありながら、カーボンの使用率を下げることで価格も下げているという特徴があります。

もともとこのグレードがカンパの最上位グレードでしたが、カーボンの登場によりスーパーレコードにその座を明け渡しました。

こちらも12速になっています。

コーラスの価格や特徴を紹介!

Campagnolo Chorus 12 Speed Disc Groupset 2020

出典:ChainReactionCycles

コーラスは、2019年末に12速モデルを発表したカンパの三番手です。

価格は、リムブレーキモデルが172,400円、ディスクブレーキモデルが244、700円となっており、EPSは近日発表です(2020年2月現在)。

特徴はコストパフォーマンスの高さです。

レコードなどのトップグレードに迫る性能や12速モデルを投入しているなどレコードなどの半額程度の金額で手軽にカンパの最高峰の技術の一端に触れられるというのは大きな魅力と言えます。

普及モデルとしてカンパも力を入れており、前モデルのコーラスに比べ価格を下げて市場へ投入しているという側面もあるモデルです。

アテナの価格や特徴を紹介!

アテナは、レコードなどのトップグレードに迫るモデルとして存在していました。

価格は参考価格で75,000円です。

存在していたものの、モデルの見直しにより廃盤となっているため、現在はオークションや中古パーツの市場をみて探す形になります。

このアテナの特徴は、デザインと当時のミドルグレードの性能です。

デザインは古き良きカンパの美しいデザインを忠実に引き継いだものとなっており、クラシカルなロードバイクとマッチします。

それでいて当時最多の変速数であるリアの11速を達成しており、クラシカルな外観に最新の機能という組み合わせが人気を博したモデルです。

他のグレード(ポテンザ・ケンタウル)の価格や特徴を紹介!

Campagnolo Potenza 11 Speed Hydraulic Disc Groupset

出典:ChainReactionCycles

次に紹介するのがミドルグレードに当たるポテンザやケンタウルです。

ポテンザがリムブレーキモデルで114,000円、ディスクブレーキモデルが185,610円、ケンタウルがリムブレーキモデルのみで109,512円になります。

これらの特徴ですが、ポテンザがアテナに代わって2016年に登場した新型グループセットです。

シマノのアルテグラを想定しており、重量もアルテグラに近い重量となっています。

クランクもシマノのハイグレードモデルのみが採用している中空構造を採用し、軽量化を図っているグレードです。

ケンタウルは、105に対抗したモデルでカーボンを混ぜた樹脂であるテクノポリマーカーボンを使用して軽量化を図っています。

このように、下位グレードであってもシマノのミドルグレード以上の性能を誇っており、カンパがいかに高品質であるかを知ることができるのです。

カンパはこの他にもグループセットとしてほとんど流通していないヴェローチェがあります。

これを加えてもいずれもデザイン性や軽量という点において、シマノやスラムと言った他のライバルメーカーよりも高いレベルにあるラインナップです。

高額なものも多いですが、それだけ所有欲と要求性能を満たしてくれるモデルであるとも言えます。

まとめ

カンパは歴史あるコンポメーカーで革新的な技術を次々と発表しています。

そんなカンパも今はシマノとスラムとの激しい競合が起こっており、更に台湾のFSAも参入し混とんとしているのが現状です。

しかし、その技術力に関しては世界トップクラスであり、多くのユーザーを魅了しています。

オレもカンパのホイールはかなりの数使っているけど、コンポはまだ使ったこと無いんだよな。デザインの魅力はあるのだけど、ロングライドをやる身としては、どうしてもパーツ供給の有利さやコストを重視してしまう。

でもいつかは、ぜひともカンパのロードバイクを乗ってみたいものだと、マジ考えている。

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