ロードバイクデビュー

安いロードバイクの選び方と買う方法・格安ロードバイク6選

2021年1月31日

ロードバイク 安い

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安いロードバイクとはどのような感じなのだろう。初めてロードバイクを購入する場合、はじめから高いバイクに手を出すのは勇気がいる。できればちょっと安めのロードバイクでなんとかならないか・・・そう思いたくなる。

ロードバイクほど、これだけ価格の差があるもの、またこの時代で安かろう悪かろう・・・と言われてしまうものも少ない。

しかし、さすがにロードバイクにいきなり30万円を出すことはできない。

そう思っているあなたに、安いロードバイクとはどのあたりのものなのか、安いロードバイクを買うときはどのようなことを気をつければいいかなどをチェックしてみた。

私はこれまで安いロードバイクを求め、通算8台ものロードバイク(フルサスMTB1台含む)を海外通販で購入をしている。そんな経験を伝えればと思います。

ロードバイクの価格を決めるポイント

5万円前後から、100万円以上と価格帯が幅広いロードバイクですが、価格の違いはどこに出ているのかについて紹介します。

ロードバイクの価格はフレームやホイール、コンポーネントの性能が高いと価格も高価になっていく傾向にあり、パーツのグレードによって価格に差が出てくるのです。

フレーム

「フレーム」は、ロードバイクの形や強度など、性能が決まる重要な部分ですが主な素材はクロモリ、アルミ、カーボン、チタンがあり、素材で値段が変わります。

安さで選ぶのならアルミフレームです。

それぞれの素材について紹介します。

アルミフレーム

アルミは価格が安く、軽くて強度も高いものが多いので人気があります。

どの点にも優れているアルミですが、乗り心地を重視したい方は、カーボンを選んだほうが良いです。

また安価なアルミは重量が重たいことがあります。

クロモリ・スチールフレーム

クロモリは安価で衝撃の吸収が優れているのが特徴です。

クロモリも軽量で安価なのですがアルミの方が主流になっています。

カーボンフレーム

カーボンはアルミよりも軽量で快適性と剛性にも優れています。

優れている素材がゆえに価格が高いです。

上位グレードのカーボンフレームは剛性が高く高効率で高安定性を実現しています。

チタンフレーム

チタンは軽量で乗り心地が良い素材で、錆にも強いのですが、価格の高い素材となってます。

コンポーネント

ンポーネント(ブレーキ、レバー、クランクセット、スプロケット、チェーンなど自転車の部品)主にShimano, Campagnolo, SRAM の3社のメーカーが製造しています。

コンポーネントにグレードがあり、グレードが上がるほどギア数が多かったり、軽量だったりするので、パフォーマンスに大きく影響します。

最高グレードコンポーネントであれば当然価格も最高級となります。

軽い趣味で街を走る程度なら低いグレードでも良いですが、レースに出る人であれば高いグレードのコンポーネントを選んだほうが良いです。

ホイール

ホイールはロードバイクにおいてとても大事なパーツのひとつで、ホイールを交換することで、走りに大きな違いが出るので、ホイールの値段は走りに直結すると言われています。

良いホイールは回転が軽く、進み方が全然違いますので、一度回るとずっと回り続け、ペダリングも軽いです。

ホイールにはアルミ製のものとカーボン製のものがあり、アルミのホイールは価格が安いうえに軽量で高剛性です。

カーボン製のホイールはアルミよりも軽量で、乗り心地も良いのですが、価格は高いです。

安いロードバイクのメリット

安いロードバイクを購入するメリットは当然ながら、初期投資を最小限にできるということです。

ロードバイクを始めるときには、ロードバイクを購入したり、ヘルメットやウエアなどの装備品をそろえたりして、それなりにお金が掛かります。

ロードバイクを始める際に必要な金額は20万円くらいです。

その中で一番お金がかかるのはロードバイク本体でその値段は大体10万円です。

ただし、ロードバイクは2,3万円で買える安いものもあります。

せっかく趣味でロードバイクを始めても仕事が忙しくなったり、しんどくなったり、怪我が原因だったりして続かなくなる人も多いです。

10万円もロードバイクの初期投資をしておいて、それが続かなくなるというのは非常にもったいないので、最初にロードバイクをちょっとかじってみるという人はなるべく安いロードバイクを選びたいものです。

また、安いロードバイクを購入して、後から良いパーツに交換するカスタマイズを楽しむ人にも安いロードバイクがおすすめです。

安いロードバイクのデメリットと気をつけること

ロードバイクは2万円くらいで買える安いものもありますが、当然ながら安いロードバイクは使っているパーツも安く、重量もあるため本来のロードバイク的な使い方をすると耐久性的に非常に不安です。

ロードバイクはそれなりにスピードが出るので、乗ってる最中に壊れて事故につながる可能性もあります。

ロードバイク初体験者が最初は軽く試してみたいという場合は、安いロードバイクでも良いかもしれませんが、それなりにロードバイクを楽しみたいという人には安いロードバイクはおすすめしません。

格安ロードバイクは手軽にロードバイクが手に入るので、初心者のなんちゃってお試しにはいいかもしれません。安いなりのデメリットもあります。安いロードバイクのデメリットについて紹介します。

車両重量が重い

安いロードバイクは安いパーツばかりを使っており、安いパーツの素材は重たいものが多いので、車両全体が重くなります。

車両が重たいとスピードが出ないし坂道を上るのもきつくなります。

10万円未満の安いロードバイクの場合、重量が10kgを超えることもあります。

ロードバイクの重量は最低でも12kg以下の自転車を選ぶことが理想です。

どうしても重量が思いロードバイクしか使うことができない場合、ホイールを少し良いものに交換するだけでパフォーマンスアップになることがありますので検討してみてください。

スピードが出ない

ロードバイクはロードレースという競技のために作られた自転車なので、速く走ることができるのが一番の特徴なのですが、安いロードバイクだとその恩恵は受けられないことが多いです。

一番の理由は重量で、ロードバイクは重量を軽くすることでスピードが出るようになっているのに、安いロードバイクだと重い素材が使われていることがあり、そうなるとスピードが出ません。

8速・9速は上位互換がない

ロードバイクのリアギアは一般的に7段から11段のものがありますが、安いロードバイクだと変速段数は少なくいです。

変速段数を増やしたい場合、上位交換がないことがあり、上位グレードにできないことがあります。

そもそも安いロードバイクはホイールの幅が一般的なものより短かいなど、一般的なロードバイクと規格が異なっていることもあります。

組み立てが必要になることがある

ロードバイクの海外通販、ネット通販などを使いロードバイクは自分で組めば安く上がることがあります。

流通経路の省略や人件費削減でロードバイクの価格に反映されるわけです。

しかし、組み立てにはそれなりの知識が必要となります。もちろんトラブルなどは自身で解決する必要も出てきます。

ロードバイク初心者は普通に店舗で購入をして、組み立て済みロードバイクがおすすめなのですが、格安という制限があるとこれも難しくなったりします。

ホイールなどカスタマイズしにくい

安いロードバイクを買って、安い値段のパーツを揃えてお金を掛けずにカスタマイズをするという発想を持つ人も多いと思いますが、安いロードバイクは、フレームやパーツにおいて規格外のものが使われていることがあります。

そうなるとパーツを取り付ける際にうまく合わないこともあります。

安いロードバイクはカスタマイズしにくいというデメリットがあるので、そうならないようにするためにも、安くて無名なメーカーのロードバイクは買わないほうが良いです。

ブレーキが効かない

実は安いロードバイクで一番懸念をしているのはこのブレーキがきかないということ。ホイールやフレームが多少重くても、ディレイラーの動きがイマイチでも、とりあえずロードバイクは走る。

しかし、ブレーキが安物だと本当にバイクはブレーキングで止まらない。マジで危ない。

ロードバイクはスピードが良く出ることもあり、制動力の高いブレーキが使われるのが一般的となっている。

無名なメーカーの安いロードバイクは、ブレーキでコストダウンをかけることがあります。

安全の面でも、きちんとしたメーカーの制動力に問題が無いブレーキが使われているロードバイクを選ぶようにしましょう。

安いロードバイクの購入する方法

ロードバイクを始めてみたいけどなるべくお金をかけたくないと思う人のために、安いロードバイクを購入する方法についていくつか紹介しますので参考にしてください。

中古のロードバイク

新品で安いロードバイクを買うと、素材が安いもので構成されていてスピードが出なかったり、組み立てが必要になったりすることがありますが、中古の値段が下がったモデルであれば、1万円くらいで安い値段でそれなりに性能が出る有名メーカーのロードバイクを購入することもできます。

中古のロードバイクを購入するうえで注意すべき点は、パーツが劣化していないかというところと、年式が古すぎないかどうかということです。

格安でロードバイクを購入できたとしてもパーツの交換で費用が膨らんでしまってはどうしようもありません。

年式については、例えば変速パーツが古すぎると、最近主流の11速などに交換したくても互換性がないということもあります。

↓中古のロードバイクについては以下の記事で解説をしていますので、ぜひご覧ください。

ロードバイクの中古
【ロードバイクの中古】メリット・デメリットとおすすめショップ

ロードバイクの中古を考えている方もいるかと思います。中古のロードバイクとはどんな感じなのでしょう。これについて掘り下げてみたいと思う。 ロードバイクをいざ購入しようとしても、その値段価格に尻込みする方 ...

訳あり・アウトレット

訳あり、キズありや試乗済みなどの訳あり・アウトレットロードバイクは安い値段で売られています。

「キズあり」と聞くと不安に思う人もいるかもしれませんが、基本的には問題はありません。

パッと見パッと見では分からないような小さな傷のものであれば、問題はないので、見た目で問題ないと思ったらアウトレットで良いです。

安いロードバイクは安い素材を使っていることが多いので壊れやすいという意見もありますが、そのようなことはありません。

基本的にロードバイクは耐久性に優れた設計になっているのと、耐久性に優れた素材を使っているので壊れにくいです。

年末・型落ち

ロードバイクはモデルチェンジの時期や年末の時期になると安くなります。

モデルチェンジして型落ち製品や年末セールなどで安くなっているロードバイクであれば、性能面で問題がなく、劣化もほとんど無いモデルが安い値段で手に入ることができます。

今すぐにロードバイクがほしいと思っている人だと、安くなる時期まで待つのはできないかもしれませんが、そこまで急がない人であれば安くなる時期を待って買うのが良いです。

通販・ネットショップ

ロードバイクはAmazonなどの通販で買うことができ、通販で買う方が実店舗で買うよりも安い場合が多いのです。

ネット通販であれば、スマホやパソコンで手軽に買うことができるので、安い上に手続きが楽というメリットがあります。

しかし、通販でロードバイクを買うと、当然ながら大きなダンボールに入った状態で送られてきますが、組み立てが必要になりますのでこれが手間です。

また、実物を見て、店員さんと話しをて購入することも大事です。

やはりお店選びは慎重にしたいところでしょう。

購入後のサポートなども、お店によって大きく異なりますので買う前に確認しておきましょう。

自転車海外通販

ロードバイクは通販で買うと安く手に入りますが、海外通販で購入すると国内の通販よりも10?50%の値段で買うこともできます。

同じロードバイクが半額で買うことができるというのは非常にお得ですが、海外なので住所を書く際は、半角で書く、日本語の逆から書く電話番号は日本の国別番号+81を頭につけるということに気をつける必要があります。

また、やはり通販で買うときに注意して欲しい車体があったにしてもフレームサイズが自分に合っているか?ということもありますので、サイトの情報をきちんとチェックすることが必要です。

海外通販で実際にロードバイクを購入したレポートを以下でご覧いただけますので、ぜひどうぞ!

10万円以下ロードバイク厳選5台

格安10万円以下のロードバイクを国内ショップから3台、海外通販から3台ピックアップをしてみました。

10万円以下の価格だと、フレームはアルミ、コンポーネントは安い価格だとClaris・クラリス、10万円に近いとSORA・ソラとなっているものが多い。

同じコンポーネントの場合、海外通販のほうが若干安いが、海外通販の場合、ここに送料や税関通過時の税金がかかるので注意が必要だ。それではチェックをしてみよう。

国内ショップ:ワイズロードより3台

国内ショップのワイズロードより10万円以下のロードバイクを3台ピックアップ。

トレック ロードバイク ドマーネ AL2

ロードバイク完成車

出典:Ysroad

ジオス ロードバイク SIERA ( シエラ )

ロードバイク完成車

出典:Ysroad

メリダ ロードバイク RIDE 80 ライド

ロードバイク完成車

出典:Ysroad

海外通販:Chain Reaction Cyclesより3台

海外通販は国内で同じレベルのロードバイクを購入する場合、価格で優れている場合が多々ある。

しかし、安いロードバイクの場合、あまり恩恵を受けないような感じである。以下の価格に対して、送料が1万円程かかり、また税金もかかる。なので、安いロードバイクの場合、海外通販のメリットはあまりない。

それでも国内にはないようなロードバイクが手に入るのもたしか。参考のため、3台ほどリストをしてみる。

Vitus レディース Razor W ディスク (Claris) 2021

ロードバイク完成車

出典:ChainReactionCycles

Vitus Razor ディスク (Claris) 2021

ロードバイク完成車

出典:ChainReactionCycles

  • Vitus Razor ディスク (Claris) 2021
  • ¥79999円
  • フレーム: Razor アルミニウム6061-T6 ダブルバテッドアルミニウム
  • クランクセット: Prowheel Ounce 50/34T
  • Shimano Claris
  • Tektro MD-C310 ディスクブレーキ

Cube Attain Pro Road Bike 2021

ロードバイク完成車

出典:ChainReactionCycles

  • Cube Attain Pro Road Bike 2021
  • ¥93000
  • Aluminium 6061 T6 Superlite, Double Butted, Smooth Welded
  • Shimano Sora FC-R3000, 9-Speed, 50x34T
  • Weight: 10.3kg

まとめ

ロードバイクで安い価格帯の車両を購入するのはメリット、デメリット両方ともてんこ盛りと思っていいだろう。

アルミフレーム、8速クラリスのロードバイクでレースに出るのはちょっと無理がありそう。まぁ脚があればどんなバイクでも問題ないのはそのとおりだが。

また安いロードバイクはバイク自体のステップアップはかなりキビしいしもったいない。まずはホイールが絶望的にアップグレードできない。8速、9速対応となると上限で10速あたりになってしまう。

バイクをグレードアップしたり、買い替えたりした場合、その資産を使うことはできない。11速とかになるから。

またブレーキが本当にきかない。峠のダウンヒルは本当に気をつけることになる。安いロードバイクを考える場合、ステップアップ時の車両の出口戦略・・・どのように処分するか、扱うかも合わせて見通すと良いかもしれない。

ちなみにオレは、初期に買った10速ロードバイクは全てヤフオクで処分をした。

安いロードバイクだと、本気でやる場合にはすぐに限界が来る。20万くらい出せればかなり長く乗ることができるが、そこまでコストを出せない。安いロードバイク問題は本当に悩ましいと感じる。

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