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スタンディングポジション時の「スタンス」は左右どちらがイイ?

2015年3月7日

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ロードバイクに乗っていて、サドルからお尻を離しペダルの上に立つことをスタンディングポジションなどと言います。

ダンシングとは違い、スタンディングはペダルを回さず、ペダルの上に立ちます。

その時クランクの位置は地面と並行になっていることが基本です。

スタンディングポジションのメリット

スタンディングポジションになれば、それまでサドルに座っていたポジションから、ペダルに立つことになります。

その結果、自身の体重のそのほとんどが、ペダルに加重されることになり、ほぼ全体重がクランクを伝わりフレーム最下部のBB(ボトムベアリング)部に移ります。サドルに座っていた時より重心がすごく下がるわけですね。

タイヤが付いている走る乗り物で、この重心が下ることによるメリットは計り知れません。車両は重心が低ければ低いほどいいのです。

F1マシンやスポーツカーを見ればわかるように、とてもロープロファイルで車高が低いことにより重心が低くなっています。

重心が低ければ、安定をするわけです。

公道走行や長距離になると多用するスタンディング

ロードレースやサーキットを走っている場合、このペダルを回さないスタンディングをすることは少ないと思います

比較的路面がいい場所を走るロードバイクでは、スタンディングを多用することはありません。スタンディングというよりダンシングしている場合が多いでしょう。

これが公道となると、スタンディングの場面が増えてくるでしょう。まずはそんな場面をチェックします。

路面が悪い場所

公道では、舗装路と言っても路面が悪い場所が沢山出てきます。

地方に行くとアスファルトの状態が悪かったり、工事中だったり。

何年か前に九州を走ったのですが、関東より路面が悪くてびっくりしました。「こんな路面の悪い一桁国道があるかー!!」と叫んだほどです(九州の皆様スイマセン)。

路面の悪いところをロードバイクで走ると、すごい振動が体を襲います。そんな時、ひょいとスタンディングポジションになれば、振動吸収ができます。

安定することによるメリットがあるのはもちろんです。

障害物や落下物に対処

いきなりあらわれる障害物、落下物。

急ブレーキや避けるよりも、その大きさによってはまっすぐ釣っきたほうが安全な場合もあります。

そんな時、スタンディングポジションになり、衝撃を吸収すれば安全に通過ができます。

ブレーキング

峠のダウンヒルなどで、ブレーキングに入る時には、できればスタンディングポジションになるとよいでしょう。

その状態で、さらにお尻をサドル後方に引けば、重心は下がり、また後方に移動するため、安定したブレーキングができます。

スタンディングで後荷重になれば、フロントの負担を減らし、さらにリアブレーキも積極的に使えるようになります。

ダウンヒルのストレート

また峠のダウンヒルでロードバイクのスピードは、かなり出ます。メーターを見ると車と遜色ないスピードになることもたやすいでしょう。

そんなダウンヒルのストレートでは、スタンディングで走ることは、とてもバイクが安定をしてオススメです。

下りくらい休みたいなと、サドルに腰をどっかり下ろすのもよいですが、やはり高速レンジに対応できるよう、できれば重心を下げたいと考えます。


色々な場面でスタンディングのメリットはあると思います。

そのほとんどが、バイクをできるだけ安定させたい時ということはわかると思います。

さて、そのスタンディングポジションでスタンスを意識したことはありますか?

スタンディングポジションのスタンス

スタンディングポジションはクランクが地面と平行ということが基本ですが、どちらの足が前かという、スタンスを気にしたことはありますか?

マウンテンバイクやスノーボードをする方は、このスタンスを意識すると思います。

しかし、普通の人がロードバイクに乗る時、このスタンスを意識することはほとんど無いでしょう。

スタンスの種類

スノーボードやスケートボードにのったことがある方なら、このスタンスという事を意識したことはあるでしょう。

どちらの足を前に出せば、バランスが取りやすいかということです。

スタンスの種類はレギュラースタンス、グーフィースタンスと2つあります。

レギュラースタンス

左足が前で、右足が後になるスタンスがレギュラースタンスです。

こちらのスタンスがスタンダードで、圧倒的に多いスタンスです。

グーフィースタンス

右足が前で、左足が後になるスタンスがグーフィースタンスです。


バイク上でスタンディングポジションを取る場合、あなたの適したスタンスを取ると、とても安定をします。

さて、あなたは「レギュラースタンス」「グーフィースタンス」のどちらでしょうか?

スノーボードやスケートボードをやったことがある方なら、自分に適したスタンスを知っていると思います。

もし、自身のスタンスがわからない場合は、次に解説する方法で、スタンスをチェックしましょう。

あなたのスタンスはレギュラー?グーフィー?

はじめてスノーボードを買いに行った時、「レギュラーですか?グーフィーですか?」と聞かれた方もいるかと思います。

自分のスタンスを知る方法は色々とあります。

たとえばレギュラーの場合だと「お風呂に入る時に、左足から入る」とか「ボールを蹴る時は、右足」とか「誰かに急に後ろから押されたら左足が前に出た」とか・・・

そんなことをやらなくても簡単に分かる方法があります。

自分のスタンスを知る

まず目の前ある紙や新聞紙を丸めます。丸めたモノをちょっと遠くにあるゴミ箱に投げてください。

どちらの手で投げました?

  • 右手で投げる:レギュラースタンス
  • 左手で投げる:グーフィースタンス

右手で投げればレギュラースタンスの理由は、右手で投げれば右足が軸になり左足を前に出すからです。

そのスタンスが、なにか運動をする場合、下半身を安定させるスタンスになるわけです。

右投げが無意識にでるのであれば、上半身の運動をする場合、無意識にレギュラースタンスになっているはずです。

同様にバッターボックスが右、テニスラケットが右ならレギュラーになるはずです。そのスタンスがレギュラーですから。

まとめ

ロードバイクに乗る時スタンディングする機会がありましたら、ぜひ意識をしてみてください。

同じやるなら、ちょっとしたケアで有利にことが運ぶわけですから、やらない手はありません。

またレギュラー、グーフィにしても高速移動をしているバイクに乗ると、変わる場合もあります。

右投げ左打ちの野球選手もいますし、箸は右だけどペンは左という人もいます。

ペダルの左右入れ替えは簡単なので、ぜひ意識して取り入れてみてください。

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